下肢静脈瘤の治療の効果に関する相談
病院で受診したところ、「軽い下肢静脈瘤なので、このまま様子を見ましょう」といわれました。自然に治ることはあるのですか?
自然に治ることはありません。
いったん静脈瘤になると、治ることはなく少しずつ進行します。
医療用の弾力性ストッキングを履けば進行を遅らせることはできますが、やはり治ることはありません。
軽い静脈瘤と言われたということですが、“軽い”の意味としては、いわゆるクモの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤など伏在型静脈瘤でない静脈瘤を指す場合と、伏在型静脈瘤でもあまり静脈が目立たない場合があります。
前者の場合は、硬化療法で治療することができます。軽度の伏在型静脈瘤の場合は、以前は入院のストリッピング手術しか根治治療がなかったので、様子をみることが多かったのですが、レーザーストリッピング治療の登場によって状況は変わりました。
日帰りで、体に負担をかけずに治すことが可能になったので、以前より軽い静脈瘤でも積極的に治療を行うようになりました。そのため、よりきれいに治り、長い間静脈瘤のことで悩まなくても良くなっています。