医療施設で下肢静脈瘤の圧迫療法として、また下肢静脈瘤の治療後や手術までの期間に履くように指導される医療用の弾性ストッキングは、エコノミークラス症候群(肺血栓)の予防にも使われています。
テレビや新聞等で先の東日本大震災で被災され避難所生活や車中で生活されている方がエコノミークラス症候群の危険性があるとの報道がされていますが、その解決策を知る被災地で生活されている方は少ないのではと考えています。
いーあしどっとこむでは、被災地支援の一環でエコノミークラス症候群は弾性ストッキングで予防することを広く知っていただくための広報活動をしてまいります。
被災地にご家族、知人がいらっしゃる方はぜひその解決策をお知らせください。
厚生労働省より被災地での健康対策「エコノミークラス症候群」に関する情報が発信されましたのでぜひご覧ください.
医療用弾性ストッキングのベノサンジャパンからエコノミークラス症候群予防に関する情報が掲載されています。
東京血管外科クリニックホームページに車中泊・避難所生活での健康管理についての情報が掲載されています。
このたびの東日本大震災により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
3/23 厚生労働省が地震時のエコノミークラス症候群のリスクを呼びかけています。
「たけしのみんなの家庭の医学」で紹介された最新レーザー治療が受けられる全国施設
12/12 サンケイ新聞「医療特集」 「進化続ける下肢静脈瘤治療」にて当サイトが紹介されました。
下肢静脈瘤の治療が受けられる病院から北青山Dクリニックの情報を削除いたしました。
弾性ストッキングの履き方
提供・ベノサンジャパン
下肢静脈瘤の治療を施している病院は全国に多く存在していますが、病院により考えの違いがあり、術者の技術や経験等による治療成績も異なります。現在は病院や医者を選べる時代。いーあしドットコムがその第一歩となれればと考えています。
下肢静脈瘤ってどんなもの
下肢静脈瘤とは足(太ももの付け根から足の甲まで)の太い血管が浮き出てボコボコと瘤(こぶ)のようになったり、細い血管が目立つようになった状態のことをいい外見上はっきりとわかります。
どうして下肢静脈瘤になるの
静脈血管内には血流の逆流を防ぐための弁があります。
その血液の逆流を防止する弁は妊娠や加齢等により正常に機能しなくなる場合があり、弁が機能しなくなると血液は正常に流れず逆流し、血管内に血液が溜まってしまいます。血液の流れは止まることはありません。血液は心臓からどんどん送られてきます。
そのため行き場が無くなった血液は、静脈血管の弱い部分に溜まり、徐々に拡張され、結果、太い血管がボコボコと膨らんだり、細い血管が目立つようになります。
下肢静脈瘤の自覚症状
まったくない方もいますが、むくみやだるさ、冷え、かゆみ、湿疹など、個人差はあるものの自覚症状があります。これは静脈血管が正常ではないために水分等の調整機能が上手に働かないからといわれています。
下肢静脈瘤を放っておくと
下肢静脈瘤そのものは大きな(命に関係する)病気ではありません。
ただし治療をしなければ、むくみやだるさはなくなりませんし、そのまま放っておくと皮膚の色素沈着(皮膚が茶色くなる)や潰瘍にいたる場合があります。
ごく稀ではありますが、足の静脈内にできた血栓(血の塊)が肺動脈に詰まって呼吸困難になり、心臓の機能が低下する病気、エコノミークラス症候群など、間接的ではありますが影響を及ぼす場合があります。
下肢静脈瘤になったら
ここで解説している下肢静脈瘤はわかりやすく一般的なものになっています。下肢静脈瘤の状態は個人差がありますので、下肢静脈瘤と思える外見や、むくみ、だるさ、足がつる、冷え、かゆみ、湿疹などの自覚症状ある場合、お近くの医療機関へご相談ください。
なお、このサイトにご協力いただいているドクターへの相談は無料で行っていますのでお気軽にご利用ください。
硬化療法
静脈血管内に硬化剤と呼ばれる薬剤を注入して血管を閉塞させ、静脈瘤を消失させる方法です。
手術のような傷は残らず、体の負担も少ない方法ですが、クモの巣状静脈瘤など比較的細い静脈瘤に対して有効な方法となります。
再発率は高く、色素沈着やしこりが残る場合があります。
ストリッピング手術
伏在静脈瘤と呼ばれる太い血管の治療の標準的な治療方法で、血管内にワイヤーを通して静脈瘤血管を引き抜いてしまう手術です。 多くは半身麻酔または全身麻酔で行われ、傷も多く残り入院が必要になります。手術後の痛みは強く、皮下出血、神経障害など後遺症を伴うこともあります。
高位結さつ術
弁不全のある静脈と深部の静脈の合流する部位を糸で縛って血液を流れなくするようにして、血液の逆流をくい止めるという手術方法です。
局所麻酔を使用して行われ、傷もストリッピング手術に比べ小さいものですが、入院が必要な場合があります。
高位結さつ術だけでは再発率が高いため、多くは硬化療法と併用されています。
レーザー治療
弁不全を起こしている静脈血管内からレーザーを照射して静脈瘤を閉塞させる治療方法で、伏在静脈瘤と呼ばれる太い血管の治療に有効です。
治療時間の短い日帰り手術、手術のような傷は残らず、再発もほとんど無い治療成績のよい治療方法なのですが、日本では保険適応外の治療方法となります。
近年、クモの巣状静脈瘤など比較的細い静脈瘤に対して皮膚表面からレーザーを照射し、静脈瘤を閉塞させる最新型のレーザー治療も日本に導入されています。
圧迫療法
伸縮性の強い医療用の弾性ストッキングを履くことで拡張した血管を圧迫して下肢に血液が溜まることを防ぐ方法です。
静脈内の余分な血液は減り、深部静脈への流れは促進され、下肢全体の血液循環が改善され、だるさや足がつるなどの症状は緩和されます。
ただし下肢静脈瘤の進行防止、現状維持が目的となり、この方法で下肢静脈瘤そのものが治るわけではありません。手術ができない状態(妊娠中、仕事都合)のときや手術後早期にこの方法をとります。
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